うつ病をもつ子供(12歳未満の児童期と12歳から17歳までの思春期の子供たち)が増大しているなか、三環系抗うつ薬の投薬治療に並行して尊重され、またその効果が待望されているのが箱庭療法や遊戯療法等の心理療法である。
働き盛りの年代の
うつ病の発症も問題であるが、社会的に注目すべきは子供の
うつ病かも知れない。
児童期、つまり12歳未満の
うつ病有病率は、0.5パーセント-2.5パーセント、更に、思春期以降の12歳-17歳では、2.0パーセント?8.0パーセントと云われている。
子供のケースの場合、殊更に
うつ病が軽症度のケースの場合、苛立つしたり、少々落ち込んでいるようにみえたりするのみで、
うつ病の体験を言語化しない事がよく有る。
造られた作品にかんしては、あとで解説したりして言語化される事も有る。
基本的には、自由に、見守られながら表現する事が重要であると云われる。本来は遊戯療法として子供を対象にしたものだった。
児童期(12歳未満)や思春期(12歳から17歳)の年代は、複雑なイメージや言語の構成が不得手である。
その為遊びや象徴的な表現のなかで自己表現をする事が少なくないと云われる。よって非言語的な手法による治療は効果的であると云われている。現状では成人の治療にも使用され、精神障害をもつ患者(クランケ)に用いられている。
クライエントは、部屋に用意された多種多様なおもちゃ等を見回し、自身の世界を表現するのにピッタリとおもわれるものを選ぶ。例を挙げると、砂の上に貝殻を置き、葉っぱで飾る、その上に草花を一面に並べる、と云う時、初めの貝殻は死んだ世界、死・抑うつ・無気力を表し、その上を覆う花々は、華やかな外見の姿を示すとされる。表面と内面の落差を示していると理解される。
このような箱庭療法は何回かくりかえされ、急がずゆっくりとその回復を誘っていくのだ。
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