なぜ
うつ病を発症するのか、と云う成因論にかんしては何種類かの仮説が挙げられている。そのなかで、MRI等の画像診察の成長に伴い、近年話のネタと為ってるのが、
うつ病の生物学的仮説のなかの神経損傷仮説である。海馬と云うのは、脳の部位の一部で、海馬体と呼称される事も有る。タツノオトシゴ(海馬)に類似した形をしている事からこういった具合に呼称される。
記憶は、
感覚記憶、短期記憶、長期記憶の3つに大幅に分類され(スクワイアの記憶分類モデル)、海馬はこの短期記憶をつかさどる部分である。
うつ病に於いては、脳の海馬領域での神経の損傷が実在するのじゃないか、と云う仮説である。そしてこの海馬の神経損傷の基盤には遺伝子レベルの問題が実在すると云われている。
うつ病をはじめ、精神病患者に対する社会の偏見がいかに根つよいかは、大規模な疫学調査による重傷患者の未治療率からも示されている。
精神病患者は、狂ってるのでも、危険でもないのである。でもこのような考えが社会にいまだに横行している現実は悲しいものが有る。
退院出きる状態にまで快復したにもかかわらず、「一緒う、入れたままにして欲しい」「もどしてほしくない」と云う言葉が家族から聴かれる事が多々あるのである。
但し
うつ病の治療に於いては過度の励ましは自尊心の快復でなく、単なるプレッシャーをあたえるだけにならないよう注意する事が肝心である。プレッシャーは、事態をいよいよ悪化させる恐れがあるからである。
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